『私の仕事は生きることです』

まちなかカフェは現在開店休業中です。カフェのSAYAKAさんもお休みとなりました。

がん相談室は、2013年からがん患者さんやご家族を対象に相談を始めています。開始当初は水道筋商店街のカフェP/Sで始めました。最初、参加者は多くても5名くらい、少ない日は全く訪れる人がいないという状況でした。

しかし、この1年はリピーターの方が増えて、スタッフを入れると15名くらいになることもあります。それでアドバイザーによる「個別相談」と、参加者による「わかちあい」に分けて行っていました。相談が済むと、希望される方は「わかちあい」に参加していただきます。ですから、今、カフェをお休みするのは残念ですが、参加者が患者さんということもあり、もちろん、緊急事態宣言で外出の制限があるので、いたしかたありません。

そうした重苦しい空気の中で、うれしいこともあります。参加者のお一人が4月に本を出されました。タイトルは『私の仕事は生きることです』で、著者はすい臓がんのステージIVaの患者さんです。その本の中に「まちなかカフェ」のことも少し書かれています。とても元気をもらうことができると思いますので、ぜひ、お手にとってお読みください。

では、しばらくみなさんにお会いできませんが、また晴れてお会いできる日を楽しみにしています。

がん相談室

まちなかのカフェで、がん患者さんやご家族を対象にがん相談室を開いています。がん患者さんやご家族が医療の場を離れて悩みやニーズを共に分かち合う場、ピアサポートの場です。がん専門の看護師やがん医療に関わる専門家が参加してご相談をお受けしています。ただし、治療に関する具体的なご相談はお受けしておりません。今、何を考えなくてはならないか、どのような情報が必要化などの情報提供に限らせていただきます。